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ガス会社や電気会社を乗り換えて光熱費を節約する方法

投稿日:2022.11.08 更新日:2023.02.10
投稿者:お金のサロン編集部
ガス会社や電気会社を乗り換えて光熱費を節約する方法

家計を見直す時、気になるのが水道光熱費ですよね。

電気をこまめにオフにして、お風呂にペットボトルを入れてかさ増しして、光熱費を何とか下げようと努力してる人も多いはずです。

そんなコツコツした努力も大切ですが、実はたった1回の手続きでガスと電気料金を下げる方法があるんです。

今契約している電力会社やガス会社から、もっと安い別の会社へ乗り換えれば良いんですね。

そこで、電力会社やガス会社の乗り換えで光熱費を節約する方法を紹介しますね。

安い電力会社やガス会社を選べば光熱費が年間数万円の節約

もともと電力やガスは、その地域にある決まった大手企業と契約して使うものでした。

しかし、電力やガスの業界にも競争とコスト削減が必要という声が高まり、2016年に電力とガスの販売が自由化されたんです。

新しい電力会社やガス会社が誕生し、今までより安いプランを提供するようになったんですね。

例えば、大手電力会社の東京電力と、新電力会社のオクトパスエナジーを比較してみましょう。

東京都在住40Aで年間4,700kWhを使用した場合の電気料金比較例

東京在住で3人家族一戸建ての年間電気料金を比較した場合、電力会社の乗り換えで3万円程度節約できる事がわかります。

電力会社東京電力オクトパスエナジー
基本料金
(40A)
13,700円13,728円
電力量料金
(4,700kWh)
155,100円124,656円
総額168,800円138,384円
節約できる金額▲30,416円

電力会社によって、だいぶ料金が異なるんですね。

電気代の節約に繋がる電力の自由化とは?

今までは、その地域にひとつかふたつしか電力会社が無かったので、電力会社同士で競争する事はありませんでした。

つまり、高い金額で電気を売っても潰れる事はあり得なかったんですね。

その状態ではいけないので、2016年から国が新しい電力会社の参入を認めたのが電力の自由化です。

電力会社にすればお客さんを取られてしまうので困りますが、電気を使う人にとっては安い電力会社が出て来るのでメリットが大きいんですね。

しかし、新電力会社と契約したら停電になった時どうするのか、事故で電気が使えなくなったりしないのか、ちょっと心配なところです。

新電力会社に切り替えてもデメリットは無いのか、解説したいと思います。

停電や事故への対応は引き続き地域の電力会社が担当するから安心

電気はいつも順調に来るとは限りません。

台風で電線が切れたり、電気の設備から火事が出て停電になる事だってあります。

しかし電力自由化後も、こういった事故や故障、停電への対応は今までどおり地域の大手電力会社がやってくれるんです。

電気を配る電線などの送電網は大手電力会社の持ち物なので、電力自由化の影響を受けないんですね。

新規参入した電力会社の多くは発電設備や電線などの送電網を持たず、電力を仕入れて売っているんです。

発電設備が無い電力会社は日本卸電力取引所JEPXから電気仕入れる

発電所の多くは大手電力会社の所有ですが、そこで作られた電気の一部は日本卸電力取引所、通称JEPXで売りに出されます。

ちょうど漁師さんが魚を市場に卸すように、電気が買い付けられて売りに出されるんですね。

自分の会社に発電所がなくても電力事業に参入できるので、新電力会社がこんなにたくさんあるんです。

電気の市場価格次第で電気代が変わる市場連動型プランは避けたほうが無難

しかしちょっと注意なのが、電気を仕入れて売っている新電力会社の場合、電気代が高騰する場合がある事です。

これは市場連動型プランを契約している場合で、電気の仕入れ値次第で電気代が変わるシステムの事なんですね。

市場の価格が高騰すると電気代も上がるので、思わぬ高い電気代金が請求される事があります。

消費者庁にも相談が寄せられているので、よく理解した上で電気料金プランを決める事が大切です。

出典:国民生活センター

電力・ガスの契約内容をよく確認しましょう

できれば、市場連動型の電力プランは避けたほうが無難でしょう。

CO2を抑えて環境に優しいクリーンエネルギー電力が人気

電気を作るといっても発電方法も色々あります。

現在、日本の発電方法の7割以上が石炭や天然ガス、石油などを使った火力発電です。

物を燃やす以上、二酸化炭素、つまりCO2が出てしまうのが火力発電の欠点なんですね。

二酸化炭素は地球温暖化の原因になるため、人間が継続的に地球で暮らすためには排出量を抑えるべきという声が高まっています。

このようなCO2を出さない発電方法は、再生可能エネルギーと呼ばれ、今注目されているんですね。

風力発電や太陽光発電の発電所を自前で持っている新電力会社なら、再生可能エネルギー100%の電力を売っている場合があります。

また、再生可能エネルギーを電力会社が購入して売る場合もあり、これはFIT電気と呼ばれます。

環境問題に敏感な人は、再生可能エネルギー100%の新電力会社やFIT電気が買える電力会社を選ぶと良いですね。

再生可能エネルギー100%で電力供給している新電力会社には、みんな電力、自然電力のでんき、グリーナでんき、ハチドリ電気などがあります。

大手電力会社のプランでも再生可能エネルギーを含むプランを選ぶ事ができますよ。

ただし、再生可能エネルギーは発電設備を新しく作る必要があり、今動いている火力発電より発電のコストが高くなります。

再生可能エネルギーを選ぶと電気料金が高くなってしまうので、光熱費を節約したい人は要注意ですね。

新電力会社は倒産や事業撤退のリスクが高いデメリットがある

今までより安い電力プランが選べたり、再生可能エネルギーが選べる新電力会社ですが、デメリットもあります。

大手電力会社と違い、倒産や事業撤退のリスクがあるんですね。

あれこれ考えて電力会社を決めても、倒産や撤退になったら一からやり直しになってしまいます。

しかし、なぜ新電力会社は倒産や撤退のリスクが高いと言われるのでしょうか。

なぜ新電力会社は倒産や撤退が起きやすいのか?

電気を仕入れて売っている新電力会社の場合、仕入れの失敗で倒産してしまう場合があります。

電気は大量に貯めておくことができないので、仕入れすぎて電気が売れ残ると電力会社は大赤字になります。

イメージとしては、冷凍出来ない腐りやすい魚を毎日仕入れて売るのが、発電所を持たない電力会社です。

思ったより電気が使われなくて余ってしまったなど、仕入れの判断ミスで倒産する新電力会社も少なく無いんですね。

また、風力発電やメガソーラーなど、再生可能エネルギーの発電所は作るために資金が必要なので、設備を作っても儲けが少なければ潰れてしまいます。

逆に言えば、安定して自前の発電所で電気が作れる、大手電力会社なら倒産や撤退のリスクはほぼ無いと言えるでしょう。

新電力会社を選ぶなら、覚えておきたい知識です。

自分の住んでいる地域で1番安い電力会社を探す方法

しかし、ここで一番知りたいのが「結局どこの電気会社が安いの?」という疑問ですよね。

電気料金は同じ電力会社でも地域によって差があり、電力会社によってカバーする地域も違うため、すべての地域で1番安い電力会社というものはありません。

自分の住所で契約できる電力会社を調べて、料金を調べる事が必要になります。

電気料金は地域によって違うので調べる必要がある

地域によって電気料金に差が出るのは、電力を作ったり送ったりするコストが地域によって違うためです。

例えば、送電網が広くメンテナンス代金が高く、災害による原子力発電所の停止している北海道は、日本で1番電気料金が高い地域です。

一方で水資源が豊富なため、コストが低い水力発電の割合が多い北陸地方は、日本で一番電気料金が安い地域になります。

また、発電に使う燃料は世界情勢によって価格が上下するため、燃料費調整制度により毎月電気料金が変更されます。

ですので、全国平均のデータや古い値段のデータで比較しても、どこの電力会社が安いかはわかりません。

ぜひ、自分の住んでいる地域で、今安いのはどこの電力会社なのか、調べたり見積をとってから契約するようにしましょう。

電気料金シミュレーターを使えば電気料金がどれだけ安くなるかわかる

電気料金の見積はどうやって取ればいいの?と思ったら、気になる電力会社のホームページにアクセスしましょう。

どこの電力会社にも電気料金シミュレーターがあるので、郵便番号や電力使用量などの情報を入力すると電気料金の目安がすぐわかりますよ。

中には、日中留守する事が多いか、床暖房があるか、などの質問に答えると、1番安いプランを教えてくれるシミュレーターがある電力会社もあります。

何社かシミュレーターで電気料金を調べてみて、比べてみるのがおすすめです。

ポイント還元や割引など付加価値で電力会社を選んでもお得

電気料金の安さも重要ですが、新規契約でポイントがもらえたり、電気料金の支払いの対して高い還元率でポイントバックをしてくれる電気会社もあります。

dポイントや楽天ポイントなど、自分が普段から貯めているポイントを還元してくれる電力会社を選ぶ事で節約につながる事があるんです。

ページの最後のほうで、各電力会社のサービス内容や特徴、付加価値について紹介するので、電気料金を調べる時の参考にして下さいね。

電気料金プランの選び方で電気料金を安くする方法

契約する電力会社を変えるのも光熱費を節約する方法のひとつですが、実は電気料金のプランを見直すだけでも節約になる場合があります。

標準的なプランである従量電灯プランに加入して、何年もずっと同じプランのまま、という人がほとんどのはずです。

電力自由化に対抗してお得なプランが新しく作られている場合もあるので、電力会社の乗り換えの前に、今契約している電力会社のプランもチェックしてみましょう。

自分に合うものを選びたい5つの電気料金プラン

  • 基本料金+電気の使用料に応じた金額の従量電灯プランは1番一般的なプラン
  • 電気の使用時間や季節で料金が変化する単価変動プランはオール電化住宅に住んでる人だとお得
  • 一定の電気資料量までお得な定額料金になる定額制プランは電気使用量が毎月一定の人におすすめ
  • オール電化や床暖房、家庭用燃料電池を設置している家庭専用のお得なプランがある電力会社もある
  • 大手電力会社の電気と都市ガスのセットプランだと割引や優待が受けられてお得

1番ベーシックな電気料金プランが従量電灯プラン

基本料金と使った分の料金が請求される、1番ベーシックなプランが従量電灯プランです。

多くの人が契約しているプランで、電気料金を計算しやすいメリットがあります。

オール電化の人におすすめの時間による単価変動プラン

次に、電気を使う時間や季節など、条件によって料金が変化する単価変動プランです。

夜になると電気料金が下がるプランに切り替えると、オール電化など電気消費量が多い生活スタイルの人は従量電灯プランよりも料金が下がる場合があります。

電気使用量によってはお得になる定額制プラン

他にも、電気料金が一定で毎月変化が少ない人は、決まった使用料まで電気料金が一定額になる定額制プランがおすすめです。

定額の範囲で使うなら従量電灯プランより安い場合があるので、自分の電気利用量をもとに電気料金を計算してみて下さいね。

床暖房やエコファームなど家の設備によって電気料金が割引になる場合もある

また、床暖房やエコファームのような家庭用燃料電池、オール電化住宅など、家の設備に合わせた割引プランがある電力会社もあります。

電力を多く使う設備や、環境性能が高い住宅に住んでいる人は、自分の家の設備で受けられる割引が無いか探してみるのも良いですね。

電力とガスのセットプランなら光熱費が割引になる

後で詳しく紹介しますが、電力とガス両方を扱っている大手電力会社の場合、ガスと電気のセットプランで料金が割引になる場合もあります。

電気料金だけで最安値を追及せず、光熱費全体が安くなるように電力会社とガス会社をセットで探すのもおすすめですよ。

ぜひ、今契約している大手電力会社の新プランもチェックしてみて下さいね。

ガス会社を乗り換えてガス代を節約する方法

電力と同じように、都市ガスも自由化がされたので、自分が好きなガス会社を選ぶ事ができるようになりました。

ただし電力会社ほど選択肢が無く、ガス会社の数はそれほど増えていないのが現状です。

なぜそうなったのか、都市ガスの自由化の流れと、お得なガス会社の選び方について説明しますね。。

都市ガスが自由化されてもガス会社はほとんど増えていない

大都市の外れで時々見かける、丸く大きなタンクのような建物が都市ガスが入っているガスホルダーです。

このガスホルダーからガス管が伸び、家庭まで都市ガスが届けられます。

都市ガスを扱う会社は、この巨大なガスホルダーなどの設備を自前で用意できるくらいお金が必要になるんですね。

そこまでお金がある企業はほとんど無く、都市ガスが自由化されてもあまりガス会社が増えませんでした。

しかも、ガス会社には各家庭に設置された給湯器などの機材を点検する義務もあるので、点検の技術がある人を大量に雇わないといけないんです。

設備も人も集められるほどお金がある企業は滅多に無いので、お金のある大手電力会社くらいしか新しく都市ガス事業を始められなかったんですね。

大手電力会社の都市ガスを選ぶとお得な理由

しかし、今契約している都市ガスは見直さなくて良いのか、と言えばそんな事はありません。

ガス自由化で新しくガスを扱いだしたガス会社のうち、大手電力会社のガス部門がねらい目なんです。

電力のプラン選びの所でも触れましたが、大手電力会社の電力とガスをセットで契約する事で、割引してもらえる場合が多いんですね。

今大手電力会社と契約中なら、ガス部門が新設されていたり大手ガス会社と提携していないか、ガスと電気をセットで契約するとお得なプランがあるか、ぜひ調べてみましょう。

プロパンガスも今までどおり自由にガス会社が選べる

自宅のガス設備がプロパンガスの場合、今までと状況は全く変わりません。

プロパンガスはもともと自由競争なので、より安いガス会社に乗り換えてかまわないんですね。

しかし、集合住宅でガスボンベが共同の集中プロパン方式の場合、自分でガス会社を変更する事ができません。

そんな時は、大家さんや管理会社に連絡を取り「他社のほうがプロパンガスが安いので、もう少し安くしてほしい」と交渉してみましょう。

光熱費の高さが原因で、店子に出ていかれては大変なので、良い大家さんや管理会社なら値下げ交渉をしてくれるでしょう。

プロパンガスは都市ガスよりもガス代金が高額

また、プロパンガスは都市ガスよりもガス代金が高額です。

プロパンガスは1立米(リューベ)を燃やして得られるエネルギーが都市ガスの2.18倍ありますが、1立米ぶんの値段も都市ガスより高くなります。

同じエネルギー量で比べるとプロパンガスのほうが1.8倍程度高額になるんですね。

光熱費を安くしたいなら、都市ガスが整備されている地域に引っ越すのも良いでしょう。

経済圏を利用すると光熱費が安くなる

ここまで大手電力会社やガス会社の話でしたが、ちょっと視野を広げてみるとガスや電気を扱う企業は他にもあるんです。

楽天やauなど、色んな事業をグループで展開している企業ってありますよね。

同じグループ企業のサービスを複数利用すると、割引やポイント還元を受けられる事があります。

ガスや電気も同じで、電気と提携企業の都市ガスを両方を契約するとお得になる場合があるんですね。

このように、同じ企業グループのサービスを利用してお得に暮らす事を「経済圏を利用する」と言います。

経済圏を利用して光熱費を抑える方法と、おすすめの経済圏を紹介しますね。

auのサービスと併用すると安くなるauじぶんでんきとガス

auといえばスマホキャリアですが、実は電気とガス事業も行っています。

auじぶんでんきと提携している東電ガスなど提携のガス会社とセットで契約すると、最初の1年間8%も光熱費が割引になったりポイント還元になります。

また、auのスマホ回線とauじぶんでんき、auじぶん銀行の住宅ローンをセットで契約するなど条件を満たせば、住宅ローンの金利が下がる優待があります。

住宅ローンの利息は高額なので、家計全体の得を考えたらauのサービスに統一すれば、年間数万円節約できる場合もあるでしょう。

auじぶんでんきはPontaポイントも貯まるので、ポイ活をしている人にもおすすめですよ。

楽天ポイントが貯まる楽天エナジーの電気とガス

楽天ポイントの還元率が高く、日本の経済圏で1番人気なのが楽天経済圏です。

実は楽天グループもガスと電気を取り扱っていて、楽天ガスは東京ガス、東邦ガス、関電ガスと提携しています。

ガスと電気のセットで契約して、楽天カードで光熱費を支払うとポイント還元率が2%までUPしますよ。

例えば家族の光熱費が1カ月15,000円だとすると、毎月300ポイント還元される計算です。

楽天ポイントを貯めていたり楽天市場でよくお買い物をする人は、ぜひ楽天でんきとガスをチェックしてみましょう。

dポイントが最大10%還元されるドコモでんき

スマホキャリアとして有名なdocomoですが、電力やクレジットカードも扱う巨大な経済圏でもあります。

CO2排出が実質0で発電されているdocomoでんきグリーンプランを契約して、docomoの有料クレジットカードであるdカードゴールドで支払うと、電気料金のポイント還元率がなんと10%になるんですね。

docomoスマホのユーザーなら、ドコモでんきベーシックという通常プランでもdポイントの還元率が3%までUPします。

いつもdポイントを貯めていたりドコモのスマホを使っている人なら、ポイント還元で得できるのがドコモでんきなんですね。

電力と都市ガスのセット割引がある地域の大手電気ガス会社は必ずチェック

電力の自由化と言うと、つい安くて人気の新電力会社に目がいってしまいます。

しかし、地域の大手電力会社や老舗ガス会も、電気とガスのセットプランを出すなどして、電気料金やガス料金を下げてきているんです。

地域ごとに、ぜひチェックしてほしい大手電力とガス会社をまとめました。

電気とガスのセット割引を実施してる大手電力会社とガス会社

  • 北海道地区:北海道電力・北海道ガスなど
  • 東北地区:東北電力など
  • 関東地区:東京電力・東京電力・東京ガス・京葉ガス・ニチガスなど
  • 中部地区:中部電力など
  • 北陸地区:北陸電力・東邦ガスなど
  • 関西地区:関西電力・大阪ガスなど
  • 中国地区:中国電力など
  • 四国地区:四国電力など
  • 九州地区:九州電力・西部ガスなど
  • 沖縄地区:沖縄ガスなど(※沖縄電力はガスのプランなし)

今までおなじみだった電力会社や大手ガス会社だと、信頼できて良いですよね。

ガスと電気を同じ会社に統一する事で、明細が一通にまとまるので家計が管理しやすくなるメリットもあります。

大手電力会社やガス会社を選ぶメリットは大きい

大手電力会社やガス会社には、ガスと電力のセット割引があります。

電気やガスの料金が下がるのはもちろん、ポイント還元があったり、独自の優待を用意している電力会社やガス会社もあるんですね。

また、四国電力や中国電力のように、電力会社が自分でガスの設備を持たず、地元の大手ガス会社複数社と提携している場合もあります。

提携先のガス会社によって割引や優待サービスの内容が変わるので、どのセットプランにするか選ぶ楽しみもありますよ。

首都圏は新電力会社の選択肢が多いですが、地方ではまだまだ選べる電力会社が少ないのが現状です。

まずは最初に、今契約している大手電力会社のガスとのセットプランを1度検討してみましょう。

おすすめの新規参入の新電力会社

大手電力のほかに、新規参入の電力会社もたくさんあります。

最初で紹介したオクトパスエネルギーなど、大手電力会社より安い新電力会社がたくさん出てきているんですね。

ほんの一部ですが、新電力会社の特徴やメリットを紹介しますね。

EV車ユーザーは電気代が安くなるコスモでんき

ガソリンスタンドで有名なコスモが行っている電気事業が、コスモでんきです。

現金割引があるスタンダードプラン、dポイントが貯まるポイントプラス、dTVやdマガジンの動画や雑誌見放題がついてくるセレクトプラン、CO2を出さない発電方法のグリーンプランが選べるのが魅力的ですね。

また、電気自動車、つまりEV車ユーザーには電気料金の割引があるのもコスモでんきの魅力です。

2020年12月21日以降にEV・PHEV・FCV車を購入登録した人なら、月々の電気料金が500円割引になります。

今ならコスモでんきに新規契約すれば3,000円分の割引かポイント還元が受けられるので、乗り換えのチャンスですね。

電力やガスのほかに灯油購入も安くなるエネワン

エネワンはもともとガス会社のため、ガスと電気の両方を取り扱っています。

利用量に応じて料金が割引になるシステムなので、家族が多くて光熱費が高額になりがちな人におすすめですよ。

北海道など、地区によっては灯油も扱っているので、ガスや電気とまとめて契約しても家計管理が楽になります。

Pontaポイントが還元率0.5%で貯まるので、Pontaポイントユーザーには嬉しい電力会社ですね。

CO2を出さないカーボンニュートラルのクリーン電力のプランも選べるので、環境に配慮したい人にもおすすめの電力会社です。

実質再生エネルギー100%のプランがあるオクトパスエネルギー

全国展開の新電力会社がオクトパスエネルギーです。

電気料金が安く、100%クリーンエネルギーのプランも選べます。

光熱費を安くしたいなら、1回は見積を出したい電力会社です。

enひかり電気は光回線とセット契約で電気代が安くなる

光回線のenひかりとセット契約すると電気料金が安くなる、NTTの新電力会社がenひかり電気です。

スマホがUQ mobile、ahamo、povoを使っている人は100円割引になるので、ちょっと光熱費が節約できますね。

固定回線の料金と電気料金がセットだと、家計管理も楽になります。

引っ越しなどすぐに固定回線が使えない時は、Wi-Fiの3泊4日無料貸し出しサービスも行っています。

仕事などでWi-Fiや固定回線が必要な人には、便利な新電力会社と言えますね。

ポイント還元や優待が充実しているENEOSでんき

ENEOSでんきは、あのガソリンスタンドのENEOSの電力会社です。

ENEOSカードで電気料金を決済すると100円割引になるほか、ENEOSのガソリンが1リットルにつき1円安くなる優待があります。

他にも、ENEOSでんきの電気料金支払いに他社のクレジットカードを使ってもポイント還元率が上がるので、ENEOSで給油しない人にもお得な電力会社です。

Tポイントカード、ANAカード、dポイントカード、エムアイカード、楽天カード、セブンカードのポイント還元率も上がるので、ポイ活している人には嬉しいですね。

ENEOSで給油する人、ポイ活する人にENEOSでんきはおすすめですよ。

電気とガスを乗り換えて光熱費を節約する方法まとめ

電力やガスの料金システムはちょっと複雑でわかりにくいですが、ポイントを押さえれば簡単に出費を押さえる事ができます。

ガスや電力会社の乗り換えやプラン変更で光熱費を安くしたいなら、この3つのポイントを押さえれば大丈夫です。

  • 大手電力会社やガス会社の電気とガスのセットは割引になるので必ずチェック
  • 電気料金が安くなったりポイントが貯まったりするので新電力会社への乗り換えもお得
  • 電力料金シミュレーターで自分の地域の電気料金を調べて比較しよう

電力やガスは、その地域で料金が大きく変わります。電力やガス会社ごとにカバーしている地域も違います。

ですので、まずは地域の大手電力会社の電気とガスの料金をチェックして、気になる新電力会社も料金を比較すると良いでしょう。

気になる電力会社のホームページにある電気料金シミュレーターを使って、自分の地域の電気料金を計算してみて下さいね。

光熱費が安くなる他にも、ポイント還元で得ができたり、同じグループ会社のサービスを利用しているとさらに割引になる電力会社もあります。

ぜひ、自分に合うお得な電力とガスに乗り換えて下さいね。